「心の下痢」とは?
「心の下痢」という言葉は造語なので、一般的に了解されている何かの意味合いがそれ自体にあるわけではありませんが、下痢を引き起こす調子の悪い「お腹(腸内)」を「心」に置き換えたイメージです。心とは日本語大辞典によると次のように説明されています。
人間の理知的、情意的な精神機能をつかさどる器官、また、その働き。「からだ」や「もの」と対立する概念として用いられ、また、比喩的に、いろいろな事物の、人間の心に相当するものにも用いられる。精神。魂。人間の理性、知識、感情、意志など、あらゆる精神活動のもとになるもの。また、そうした精神活動の総称。
また、下痢は次のような意味です。実際を想像するとちょっと気分が害されますね…。要は「はらくだし」です。
液状または液状に近い糞便を排泄(はいせつ)すること。細菌や寄生虫の毒素、消化機能の低下、腸内の異常発酵などの原因による。はらくだり。はらくだし。
なのでこのプログでは、心の下痢を次のように定義します。
「心の下痢」の主な症状
心の下痢の症状を考える時には、世の中の物事に上手く対処できない「心の状態」と、その結果として生まれる負の感情や憂鬱さ、ストレスなどの「下痢の状態」とに分けるとわかりやすいと思います。はらくだしの場合は、調子の悪いお腹の状態と、それによって出てくる物理的な下痢の状態、ですね。下痢は結果であるため、このブログではその原因となる心の状態を治すことに対して主に向き合うお話を綴っていきます。調子の悪いお腹がギュルギュルとなるように、私の心もありたい状態からはとても遠い不調を抱えて下痢をしています。その症状をまとめてみました。
周囲への過剰な反応
周囲の人が立てる物音や行動、小さなことにも腹を立て、感情をコントロールできない。
反抗ができない無気力
やらなければいけない、と思うことはたくさんあるのに、それに対してやる気が起こらない。。
無関心の拒否反応
自己否定感。自分を認められず、他者と比べて落ち込むなど。目的を見失い、日々の生活が空虚に感じる
遠慮と気遣いの自分防衛
自分を守るために、他者に対して過度に遠慮したり、気遣いをしすぎてしまう状態です。このために、必要な依頼やコミュニケーションを躊躇することがあります。他者や状況に対して無関心を装うことに対する強い拒否反応を示す状態です。これにより、人との関わりを避けたり、自分を守ろうとする傾向が強まります。
治したいなぁ
イライラ…
思考の下痢の具体的な症状です。具体的な症状をそれぞれの症状カテゴリーの「トイレ」に更新していきます。
「心の下痢」が引き起こされる原因
過剰な自己期待
完璧でありたい、失敗したくないというプレッシャー
社会的圧力
他者からの評価や基準に追いつけないと感じること
SNSやメディアの影響
他人の成功や幸せが強調され、自分とのギャップに悩む
心の消化不良
嫌な感情や考えを処理できずに溜め込んでしまうこと
「心の下痢」の対処法とケア方法
心のデトックス
嫌な感情やストレスを吐き出すことの大切さ(紙に書く、誰かに話す)
自己理解を深める
自分が感じていることを整理し、心の下痢を引き起こす原因を見つける
マインドフルネスや瞑想
心の状態をありのまま観察し、客観的に捉える習慣をつける
他者との比較を減らす
自分軸を見つけ、他人の成功や幸福と自分を切り離す
最後に:心の下痢から学ぶこと
どうする。