足音

poop

カツゥン、カツゥン、ドスゥン、ドスゥン、うるさいなぁ〜

ハチコ

気にしなければいいのに、そんなの

poop

あんなに音が鳴るのに自覚ないの?とか気になるでしょ

ハチコ

まあ、そう言われると…

人は生きていれば何かしら音を出します。

足音も同じで、歩いたり、走ったり、階段を上り下りしたりすれば様々な音が出ます。

「自分は音たてません」

なんて言う人がいたら、その人はきっと忍者ですね。

世の中の全ての人が音を立てずに忍んで動いていたら、

それはそれでどこか落ち着かない状況ですが、私はそうしがちです…

目立ちたくない、自分が音に対して敏感だから、

という認識が、そういった歩き方や動き方に表れてしまうのだと思います。

目次

下痢の症状

ハチコ

脳内をエグられるような感覚になり、とてもイライラしてしまいます。
ぐるぐると頭の中に留まってしまい、なかなか治りません…

私は、作業に集中するためには15分以上を要してしまう反面、

集中すればそう簡単にはそのモードは解除されません。

ですが、足音に対しては何故かとても敏感で、すぐに集中が切れてしまいます。

私にとっては、ドラゴン・クエストシリーズのボスがよく使用してくる「いてつく波動」です。

集中とそれによって纏(まと)っていた高揚感など全てのバフの強制解除

外を歩いている時に足音に遭遇すると、そこからなるべく早く遠ざかろうとします。

すぐにイライラが過ぎ去ってくれるといいのですが、

私の場合は足音との最初の出会いをきっかけに

ネガティブな感情が次々と湧き上がってしまい、

その人に対して嫌悪感や抱いたり、怒りを覚えてしまうことが、

正直にいうと、かなり多くあります。

poop

オイ 💢

下痢の原因

心の下痢の原因を客観的に観察して調べてみると、

ミソフォニア(日本語では音嫌悪症と呼ばれるそう)と、

強迫症で説明されている内容がとてもしっくりきました。

それぞれは、Wikipediaと脳科学辞典で、次のように説明されています。

ミソフォニア(英語: misophonia, literally “hatred of sound”)、音嫌悪症(おとけんおしょう)とは、まれに診断される医学的な障害である。音の恐怖症とは区別される。原因は神経学的だと思われ、特定の音に対して否定的な感情(怒り、逃避反応、憎悪、嫌悪)が起こされる。

引用:Wikipedia|ミソフォニア

強迫症は不安症の一型であり、無意味ないし不適切、侵入的と判断され、無視やコントロールを試みても絶えず心を占める思考や衝動、イメージなどの強迫観念と、主には観念に伴い高まる不安を緩和、打ち消すことを目的とし、そのばかばかしさや、過剰であることを自ら認識し止めたいと思いつつも、駆り立てられる様に行う行為、すなわち強迫行為からなる。

引用:脳科学辞典|強迫症

つまり、心の下痢の原因のひとつは、

神経的な反応の問題で、足音という特定の音に対して私が過剰に嫌悪感を抱いてしてしまうことです。

実際にミソフォニアと診断されたわけではないので、

本当の原因はまだ分からないのですが、私が抱える症状にぴったりでした(笑)。

もう一つは、強迫症。

こちらもそう診断されたわけではないのですが、

説明内容がまさに自分が陥っている状態です。

poop

迷惑にならないように、こっちは足音を立てないよう周りに気を遣っているのに、なぜ、足音を立てる人はそういった気を使わないのよ。

ハチコ

それは自分の価値観だし、押し付けない方がいいよ。

poop

いや、だた理解できないんだよね。周りの人の存在が気にならないの?

ハチコ

考えたって仕方ないでしょ。その人に聞く勇気もないんだから。。

という具合で、脳内会話が延々と続きます。

これによってイライラ・ストレスが蓄積されていきます。

在宅で仕事をしている時は、もうダメです。

poop

仕事がすすマン!なんで邪魔をするんだ!

ハチコ

だから、気にしないで集中しなよ。

poop

何か自分 悪いことした?罰コレ?

このように、状況が悪くなっていくストレスが加わって、

思考が支離滅裂になり始めたら、もう収拾がつきません。

自分でも分かっています。

こんな心の下痢を抱える自分が好きになれません。

治したい。でも、治りません。なかなか。

poop

下痢度は7.0/10(2024年時点)

天敵な足音たち

色々と書きましたが、全ての足音が気になるわけではありません。

私が特に気になる足音にはいくつかあります。

具体的には次の3つの足音に対して下痢がよく出ます。

天敵の三大足音。

ヒールの「カツゥン・カツゥン」

ハチコ

音が頭の中で響いちゃう

poop

後を歩かれると。もうネ、イライラ…

ヒールがシッカリした靴で歩くと発生するあの音。

この音が後ろにある時は、立ち止まり、道を先に譲ります。

前にある時も立ち止まり、遠ざかるのを待ちます。

道を譲っては立ち止まる数々の心の下痢経験から、

心にダメージを与える要素とその関係性を式にしてみました。

それが、こちらです。

左辺は、足音によって受ける心のダメージ度。

右辺の分子にある要素、ここでは変数ですが、

「屋内度」と「床の硬さ度」です。

閉ざされた空間ほど音が響きますし、床が硬いほどヒールが当たる衝撃音が大きくなります。

「a」は他の変数ですが、まだ明らかにされていません。

足音による心の下痢に悩んでいる同様の方がいらっしゃれば伺ってみたいです。

分母は「混み具合度」です。

人が大勢いて足音の洪水状態になっている場合はほとんどダメージを受けません。

例えば、通勤時の品川駅、中央改札から港南口(東口)に向かって歩く時です。

この式の最大のポイントは、足音を生む人の「足音顕示度」です。

私の自己肯定感の低さから生まれる偏見に満ちた変数ですが、

意外と的を得ている気もします。

なんというか、自己肯定自己顕示にも近い意味で、

足音を軽快に立てて颯爽(さっそう)と歩いている自分が

周りに示したい理想の状態に繋がっていて、

そのことに満足しているので、意識的に足音を立てて歩くイメージ。

そういった人が特徴的に纏(まと)う、ある意味、雰囲気度です。

スーツ姿の人に多い

「足音顕示度」を、かけ算にしているところがミソです。


階段を踏みつける「ドゥン!ドゥン!」

poop

すごい足を打ちつけてるケド、ナニ?怒ってるの?

ハチコ

これは…そうね、何も言えません。

ヒールの甲高い音も階段では響くのですが、

ここでは特に、靴底が平らで厚めの靴で特に多い気がします。

階段をただ登るだけであればする必要がなさそうですが、

足を意図的に、上から下に打ち付けながら登る感じです。

ハンマーを階段に振り下ろすように、意図的に打ちつけているような音。

音自体が大きく聞こえることも、もちろんイライラに繋がります。

でも、写真のように、階段の登る方向の側面が吹き抜けで、

上面が金属板になっている階段にこの「ドゥン」音が発生すると

音の振動が体に伝わってくる感覚も加わり、

もう駄目です。あの、(仮)強迫症の発生です。

足裏を階段に打ち付ける必要性、この問いを私は解けそうにありません。

あのミョルニル(別名:トールハンマー)音は、

無理矢理そのような動作にしなければ発生しませんし、

体の節々にも無駄に負担がかかりそうです。

poop

ナンデそう歩くのか、当然、本人には聞けないけどね。


上層階から聞こえる「ドスゥン・ドスゥン」

poop

曲者!っていう、あの時代劇シーンだったら確実にやられちゃうよ

ハチコ

屋根裏にいる間者が相手に気付かれちゃうやつね。

集合住宅に住む人の運命なのか、日常的にこの音に悩まされていました。

過去形なのは、不動産会社にお伝えして音の解決をお願いしたから。

おそらく、ミョルニル音を発生させる人は、この音も出すはず。

私の上の階の住民はそうでした。


「上層階部屋と音と私」の日常

角部屋の私の部屋のすぐ横の階段を「ドゥン!ドゥン」、

ハチコ

あ、帰ってきた…

ドア「バタァーン

ハチコ

やっぱり上の階の人だ

引き戸「ゴロゴロロ(開けて)、 ピシャァーン(閉める!)」

ハチコ

部屋に入ってきた

ハチコ

歩いている(どこにいるか分かっちゃうよ)

引き出し「ズズズズウゥゥ」

ハチコ

何かしまってるのかな。

ハチコ

はいはい

同じ引き戸「ゴロゴロロ(また開けて)、 ピシャァーン(また閉める!)」

poop

キィィー


この音は、踵(かかと)から足を着地させる程度が大きいために起こると思います。

踵落とし音

下の階に響くことは必至ですが(質のいいマンションなどは違うかもしれませんが。。)、

音を立てている本人はあまり気にならないのか、

それが私には気になってしまいます。

以前、踵落とし音持ちの人と泊まる部屋が一緒なりましたが、

その人が歩くたびにフロアの揺れを感じました。

私が敏感すぎるのか。。。

ジュラシックパークみたいな映画の1シーンでよくあるように、

恐竜が近づいてきた時、コップに入った水の表面に波紋が広がる

あの感じを思い出します。

対処

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の評価報告書で使用された下の図を参考に考えます。

ハチコ

いきなり何?

となりそうですが、説明します。

(出典)Abram, N., J.-P. Gattuso, A. Prakash, L. Cheng, M.P. Chidichimo, S. Crate, H. Enomoto, M. Garschagen, N. Gruber, S. Harper, E. Holland, R.M. Kudela, J. Rice, K. Steffen, and K. von Schuckmann, 2019: Framing and Context of the Report. In: IPCC Special Report on the Ocean and Cryosphere in a Changing Climate [H.-O. Pörtner, D.C. Roberts, V. Masson-Delmotte, P. Zhai, M. Tignor, E. Poloczanska, K. Mintenbeck, A. Alegría, M. Nicolai, A. Okem, J. Petzold, B. Rama, N.M. Weyer (eds.)]. Cambridge University Press, Cambridge, UK and New York, NY, USA, pp. 73-129. https://doi.org/10.1017/9781009157964.003. 図へのリンク

ベン図の真ん中を、足音によって心の下痢が発生するリスク(Risk)と考えます。

簡単にいうと、

ハザード(Hard)は、危険とか脅威とかそのものです。

自然の脅威であれば地震とか台風ですね。

曝露(Exposure)は、そのハザードに影響される状態にあること、

脆弱性(Vulnerability)は、ハザードに対する脆さ

です(詳細はお調べください)。

地震が発生しても、その揺れの範囲に人や資産などが何もなければ、

つまり、何も曝露していなければ、地震による被害のリスクはゼロです。

一方、曝露していても、耐震化されている建物などは

ほったて小屋よりも脆弱性の程度が低いので、

地震による被害のリスクは相対的には低くなります。

これを足音による心の下痢発生リスクで考えると、

ハザード = 足音

曝露 = 足音が聞こえる状態

脆弱性 = 足音に対する耐性

です。

足音自体は、基本的に無くすことはできません。

本人にお願いすることもできますが、勇気も入りますし、

ご近所であれば関係性が悪化する場合も十分考えられます。

私のアパートの上の住民の方に、不動産屋経由で踵落とし音をやめてほしい、

とお願いした際は、ドキドキしました。

後から、仕返しみたいなことがされないかなあ、と。

結果、大丈夫で、下痢になるほどの踵落とし音には悩まなくなりました。

曝露を減らす、ということではAmazonで防音用のヘッドセットを買いました。

でもあれ、静かすぎて耳鳴りが逆に頭の中に響いてしまって

今では使用していません。。

ただ、曝露を無理やり無くすことは根本的な解決になっていません。

強迫症というポイントで考えれば、

自分を日常からストレスをなくしていくことでしょうか。

つまり、いかに脆弱性を低くするか。

それをこれからの人生で見つけていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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