「心の詰まり」とは?
「心の詰まり」という言葉は造語ですが、“調子の悪いお腹の便秘”が心に起きているイメージです。
たとえば、誰かの何気ない一言を深く気にしてしまったり、自分だけ空回りしている気がして落ち込んだり。SNSで他人と比べて急に自己嫌悪に陥ったり、仕事のミスが気になって眠れなかったり。「やらなきゃ」が多すぎて、結局どれにも手がつかないなど、日々の中の様々な物事を上手く消化して流すことができない状態です。
こうして日々の中で、知らず知らずのうちにモヤモヤやイライラが溜まっていき、気づけば自分の感情や気持ちを表現することができなくなったり、ネガティブ思考のループにはまってしまったり。——そんな状態を、このブログでは「心の詰まり」と呼んでいます。
「心」とは、日本語大辞典によると以下のように説明されています。
人間の理知的、情意的な精神機能をつかさどる器官、また、その働き。「からだ」や「もの」と対立する概念として用いられ、また、比喩的に、いろいろな事物の、人間の心に相当するものにも用いられる。精神。魂。人間の理性、知識、感情、意志など、あらゆる精神活動のもとになるもの。また、そうした精神活動の総称。
そして「詰まり」のイメージの元になっている便秘については、こう説明されています。
排便の回数や量が正常時と比べて少なく、不快感を伴うものをいう。ふんづまり。秘結。

ふんづまり…
というわけで、このブログにおける「心の詰まり」とは次のように定義します:
感情や思考がうまく流れず、内側にとどまってしまうことで心の働きが停滞している状態
ハチコ拝


「心の詰まり」の主な症状
便秘が身体の中にたまったものをうまく出せずに苦しくなるように、「心の詰まり」もまた、心の中にたまった思いや感情、反応をうまく消化・整理・表現できないことで、イライラや無気力、不安感や疲れなどの症状となってあらわれます。たとえば:
- ちょっとしたことでイラッとしたり、気分が沈みやすくなる「🌶 ヒリヒリな感情」
- あれこれ考えすぎて、頭の中がずっと忙しい「🌀 グルグルな思考」
- やらなきゃと思っているのに動けない「🛋 グダグダな行動」
- 人と関わるたびに気をつかいすぎて、心がぐったりしてしまう「😓 タジタジなつきあい」
どこか一つでも当てはまったら、是非、このブログにお付き合いください。一緒に少しだけ立ち止まって、心の詰まりをゆるめてみるきっかけを一緒に探しませんか?
🌶 ヒリヒリな感情
周りのちょっとした物音や人の動き、たいしたことのない小さな出来事にも、ついイラッとしたり、なんだか急に気分が沈んでしまったり。歯の知覚過敏とか、傷や腫れ物に触れたときのように、心がむき出しになっていて、あらゆることに過敏に反応してしまいます。
🌀 グルグルな思考
過ぎたことをいつまでも引きずったり、まだ起きてもいない未来の不安をあれこれ想像してしまったり。誰かと自分を比べて落ち込んでしまうことも。モヤのかかった頭の中の迷路を、思考がずっと忙しく動き続けているような感覚になってしまいます。
🛋 グダグダな行動
「あれこれやらなきゃ」と思ってはいるのに、なかなか動き出せない。無気力な自分をどこかで正当化しながら、「もう少しだけ休もう」と言い訳を重ねているうちに、気づけば何もできないまま一日が過ぎ。そんな自分に後から自己嫌悪や後悔が押し寄せてしまいます。
😓 タジタジなつきあい
自分の考えや気持ちを出すことで、傷つくかもしれない。相手に迷惑をかけてしまうかもしれない。そんな思いが先に立って、人からの優しさや歩み寄りに対しても、つい遠慮しすぎてしまう。気をつかいすぎて、心地の悪い振る舞いを続けてしまい、気づけばどっと疲れてしまいます。



流したいなぁ



…プ
「心の詰まり」を流す
ある出来事をきっかけに、私の心は詰まってしまいました。時には、その詰まりが解けたかのように、清々しく前向きな気持ちになれる日もありますが、それは一時的なもので、基本的には常に詰まりを感じています。
そんな中で、どうすれば心が緩み、その詰まりが解消されるのかを日々考えています。このブログ「トイレ時間」では、私自身の心の詰まり具合や、ふと詰まりが取れたと感じる瞬間の気づきや考え方を綴っています。
心が詰まってしまい、自分らしくいることが難しいと感じている方、また、心をゆるやかに保ち、自分の心地よさを感じたいと思っている方と一緒に、日々の出来事や思いを共有し、考えていけたら嬉しいです。