【富士山須走ルート:準備編】初めて富士山に登ると決めてから登るまでに初心者が考えたこと

山中で一泊するようなトレッキングを経験するうちに、

少しずつ山歩きの魅力にハマり始めた、ある日のこと。

富士山に登りたい!

と、突然思い立ちました。

実際に登頂してから振り返ると、

もう少しトレッキングに慣れてからの方が

よかったかもしれない、と思う部分もありますが……

それでも、思い立ったが吉日。

富士登山について調べ始めました。

ただ、富士登山。

さすが日本でもっとも有名な山だけあって、

情報がとにかく多い。

  • 富士山って、そもそも勝手に登っていいものなのか。
  • 初心者でも本当に登れるのか。
  • ルートがいくつもあるけど、何がどう違うのか。
  • いくらくらいお金がかかるのか。

などなど。

調べれば調べるほど情報は出てくるのに、

逆に、何を信じてどう決めればいいのか分からなくなり、

完全に分析麻痺におちいってしまいました。


この記事では、

富士登山初心者だった私が、

「登ると決めてから、実際に登るまでに頭の中で考えていたこと」

の、ありのままを書いています。

これから富士山に登ろうとして、

同じように悩んでいる人にとって、

少しでも参考になればうれしいです。

※ この記事は、2025年登山時の内容です。

目次

富士山に登る前に

今になって思い返すと少し笑ってしまいますが、

初めて富士山に登りたいと思った時、

ハチコ

富士山って勝手に行って登れるの?

と不安に思っていました。

登山口まで行ってみたら、

「許可証がないので入れません」

なんて言われるのでは……と。

事前登録って必要?

結論から言うと、

必須ではないが推奨

です。入山料の4,000円も事前決済できます。

富士山には4つの登山ルートがあります。

選ぶルートによって、

入山のための事前登録・決済経路が違いますので

ご注意ください。

  • 静岡県:富士宮ルート・御殿場ルート・須走ルート
  • 山梨県:吉田ルート

私は今回、須走ルートを選んだのですが、

4,000円の入山料を払えば問題ないと勘違いしていた私は、

事前登録・支払いが推奨されていることを、

須走口5合目へ向かうバスの車内アナウンスで初めて知りました。

富士登山の何を調べていたんだ!

という自責の念と共に、アナウンスを聞いた時は、

心臓がバクッとして、かなり焦りました 💦


現地での入山手続き・支払いも可能 だったのですが、

山梨県側からの入山の場合、

1日あたりの登山者数の上限が設定されているので、

やはり、事前登録・決済がおすすめです!

詳しくは公式ホームページにわかりやすくまとめられています。

情報も逐次アップデートされているようですので、

登山を計画の際には確認必須です。

登山当日対応で間に合わないことって何かある?

推奨される事前登録・決済もそうですが、

登山当日までにしておかないと、
取り返しのつかないことがあるんじゃないか?

という不安は、正直なところ、入山直前まで消えませんでした。

多くの時間や労力をかけて臨む、はじめての富士登山。

何かをうっかり忘れていたせいで、

それまでの準備がすべて無駄になるのは、

やっぱり怖いですよね。

考えすぎだと言われるかもしれませんが、

はじめての富士登山で、私と同じように

「準備はしているつもりだけど、何か抜けている気がする」

と不安が消えない人は、少なくないはずです。

装備品の準備などはもちろんありますが、

事前予約という意味で、

登山前日までにやっておかないといけないかも、

と考えたのは以下の項目でした。

項目重要度
1. 山小屋★★★★★(日帰り登山以外の場合)
2. 入山の事前登録・決済★★★★☆(当日現地での対応も可)
3. ホテル★★★☆☆(前泊・後泊の場合)
4. レンタカー★☆☆☆☆(利用する場合。マイカー規制に注意)
5. バスチケット(JR御殿場駅ー須走口)☆☆☆☆☆(路線バス扱い)

日帰り登山で入山登録・決済は現地、

公共交通機関で移動して、前泊・後泊なし!

という強者の方々は上記のほとんどが必要ないですが、

初心者の私の場合、そんなことは不可能なので、

山小屋と前後泊のホテルを予約しました。

これらのことは、言われれば当たり前ですが、

富士登山ができなくなる重大な見落としはなさそう、

ということが分かるだけでも、

少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。

(……ならないですかね 💦)

どのルートにする?

静岡県・山梨県にまたがる富士山には、

山頂へ至る登山道が4本あります。

吉田ルート、富士宮ルート、須走ルート、御殿場ルートで、

それぞれ登山口の標高も、歩く距離も、道の雰囲気も多様です。

ルート距離
(登/下)
標高差目安時間
(登/下)
山小屋の数難易度
吉田ルート約6.8km/7.0km約1,450m約6時間/約3時間10分18軒初心者向け
富士宮ルート約4.3km/4.3km約1,320m約5時間10分/2時間40分8軒初級〜中級
須走ルート約7km/6.2km約1,700m約6時間半/3時間前後12軒前後中級
御殿場ルート約10.5km/8.4km約2,300m約8時間40分/3時間30分5軒上級者向け
富士登山の各ルート比較(参考:富士観光開発株式会社※ 距離・時間は参照サイトにより多少の幅があります。

各ルートの特徴

吉田ルート(山梨県側)登山者の半数以上が選ぶ最もメジャーなルートです。「登山道がよく整備されている」ことに加え山小屋の数も4ルート中最多で、初心者には歩きやすい一方、シーズン中はご来光渋滞が起きるほど混雑します。

富士宮ルート(静岡県側)4ルート中もっとも距離が短く、標高差も最小です。「日帰り登山もしやすい」ルートとしても知られているそうですが、短い距離に急勾配と岩場が凝縮されているため、体力的な負担は軽くありません。

須走ルート(静岡県側):五合目から七合目にかけて樹林帯が続き、「五合目〜七合目間には高山植物が多数生息し、緑の樹林帯からの富士登山を堪能できる」(富士登山の服装・持ち物・装備の初心者向け準備ガイド)ルートです。本八合目で吉田ルートと合流するまでは登山者も少なく、静かに登れます。下山道には砂利道の「砂走り」があり、これが須走ルート最大の特徴になっています。

御殿場ルート(静岡県側)距離・標高差ともに4ルート中最大で、山小屋数は最少。登山者数も最も少なく、静かに歩きたい上級者向けのルートです。下山道には約7kmにおよぶ「大砂走り」があり、須走ルートの砂走りをさらに大規模にしたような下山になります。

私が今回、数あるルートの中から初富士登頂に須走ルートを選んだ理由は、

他のルートは五合目から火山礫の道が続くところが多い一方、

須走ルート序盤に緑が多いことでした。

一方、下山はまさに「須走」でした。

下山道に広がる砂利まじりの斜面を、

足を滑らせるように一気に下っていく「砂走り」は、

「ヒザに優しく、早く快適に下山できる」という一方、

砂ぼこりが舞い、靴の中に砂が入り込みやすいため、

好みが分かれる区間でもあります。

ゲイターがあると快適さは大きく変わるため、

須走ルートで下山する場合は持参をおすすめします!

私は買い忘れましたが 笑。

須走口まではどの駅から向かう?

富士山の登山シーズンは、

須走口へ続く「ふじあざみライン」でマイカー規制が実施されます。

そのため、須走口五合目までは、

御殿場駅または新松田駅から富士急モビリティの登山バスを利用して向かいます。

御殿場駅から須走口五合目までは約1時間、

新松田駅からは約1時間30分が目安です。

私の場合は、登山当日はできるだけ早く登山口に到着したかったので、

迷わず御殿場駅からのバスを選びました

というのも、御殿場駅発のほうがバスの本数が多く、

時間の選択肢が多いからです。

公式のモデルプランでも、

御殿場駅発は1日7便に対して、新松田駅発は1日1便となっています。

どちらの路線を利用するかは、

バスの時刻と自分の登山計画を照らし合わせながら、

余裕を持って決めるのがおすすめです!

須走口行きのバスは事前予約できる?

バスの事前予約、そして何より「ちゃんと乗れるのか?」

これは、富士登山をするにあたって、

私がとても不安だったことの一つです。

というのも、目当ての時間のバスにもし乗れなかったら、

次の便まで約1時間待たなければなりません。

そうなると、登山開始が大幅に遅れてしまいます。

そして最悪の場合、

予定していた山小屋まで時間内に到着できないのでは……?

という不安がありました 💦

もちろんタクシーを利用するという手もあります。

ただ、料金がかなり高くなってしまうので、できれば避けたいところ。

  • 「じゃあ、バスは事前に予約したほうがいいの?」
  • 「予約していても、ちゃんと乗れるの?」

このあたりが、富士登山初心者の僕にはよくわかりませんでした。


結果、御殿場駅から発車するバスは路線バス扱いなので、

乗車券の事前購入は特に必要ありません

現金や交通系IC等での車内支払いが可能です。

JR御殿場駅付近のバス乗り場には

自動販売機や窓口もあり、乗車券の購入も可能ですが、

販売時間などは事前に調べておく必要がありそうです。

別の記事でも少し詳しく書きますが、

私は、バスに乗れなかったら即OUTと思っていたので、

FUJIYAMA CONNECT」というプラットフォーム上で

チケットを事前購入しました。

御殿場駅からの須走口五合目までの時刻表と事前購入したチケット

しかし、

往路も復路も、バスの運転手さんは

私が見せたモバイルチケットに対して、

poop

はぁ?

というリアクションで、

そのチケットが何かを認識されていませんでした 笑

一応、無事に利用はできましたが、

座席の確保や乗車の確約を取れるわけではないので、

あやうきは避けたほうが良いかもしれません…。

山小屋どうする?

富士山に限らず、山小屋宿泊経験がなかった私。

山小屋をどこにするかも、とても悩みました。

先に須走ルートを決めていたので、候補はそのルート上で検討します。

今回は一泊二日の行程を予定したので、

初日でどこまで登れるか?登ると良いか?

というところがポイント。

何合目に泊まる?

私の場合は、七合目に泊まるのか、

それとも八合目まで登ってから泊まるのか、の二択で悩みました。

七合目の山小屋なら、初日の登山は少し楽になります。

一方で、八合目まで進んでおけば、

翌日の山頂までの距離を短くできるので、

体力も満足ではない二日目に、心身の余裕が持てそうです。

「できるだけ初日に登っておいたほうがいいのでは?」

「でも、初日に無理をして高いところまで登ると、高山病も心配……」

そんなことを考えながら、七合目にするか、八合目にするか、かなり迷いました。

が、最終的に宿泊する山小屋は、

須走ルートが吉田ルートと合流する本八合目にある

を選びました。

本八合目トモエ館は、標高3,400m、

山頂まで約1.5時間の位置にある山小屋です。

この山小屋を選んだ理由は2つあります。

ひとつは、山小屋で十分に休めるかどうかわからなかったため、

初日のうちに頑張って上まで登っておき、二日目の負担を下げたかったこと。

もうひとつは、山小屋から、あるいは山頂からご来光を見たかったことです。

結果、天気にも恵まれて山頂でご来光を拝むことができましたが、

(本当は山小屋前でもよかったのですが、理由が…。)

初心者が富士山八合目まで1日目で上のは、

かなり大変でした 泣!!

最後は、15cmくらいの段差を登るのも

ギリギリ、這いつくばるように山小屋に到着しました。

トモエ館宿泊体験は大満足。

個室に宿泊ができ、とても快適に過ごすことができました。

とはいえ、標高が高くなるほど高山病のリスクもあります。

そのため、単純に「高い山小屋に泊まれば楽」というわけでもありません。

自分の体力や登山開始時間、

山頂で何をしたいのかなどを考えながら、

宿泊場所を決める必要があるなと感じました。

山小屋予約の試練?!

そして、もう一つの試練が「山小屋の予約」です。

これが、なかなかドキドキものでした。

というのも、そもそも富士登山は大人気。

今回泊まる予定だった本八合目トモエ館は、

吉田ルートとの合流地点に位置するため、

予約枠がすぐに埋まってしまう……という話を事前に聞いていました。

そこで、予約開始時間の30分前からスタンバイ。、

トモエ館の予約サイトを、

更新、更新、更新、更新…!!

少しでも予約開始時間が早まった瞬間に、

予約を入れられるように待ち構えます。

もはや、煩悩の塊です(笑)。

すると、なんと!

予約開始時間よりも前に、予約サイトがオープン!!

すかさず希望していた日程を選択し、無事に予約することができました。

その後、少し様子を見ていたところ、

事前に通知されていた予約開始時間から、

わずか10分も経たないうちに、

予約サイトはアクセスしづらい状態に。

それだけ多くの人が、

一斉に予約を取りにアクセスしていたということなのでしょう。

結果的に、予約開始からすぐ、

9月の登山シーズンまでかなりの予約枠が埋まっていました。

ただ、後日、期間を空けて何度か予約サイトを確認してみると、

空きが出ている日もちらほら。

キャンセルなどで、予約状況が変わることもあるようです。

そのため、もし予約開始時に希望の日程を取れなかったとしても、

そこで諦めるのはまだ早いかもしれません。

日を改めて、何度か予約サイトをチェックしてみることをおすすめします!

トモエ館のサイトを連打・連打!で更新

登山前後で付近に宿泊する?

もう一つ、富士登山の計画で悩んだのが、

「登山前後に、登山口付近で宿泊するか?」

ということでした。

結論からいうと、私は前泊・後泊の両方をすることにしました。

登山前は御殿場駅付近に前泊

私は神奈川県に住んでいるので、

朝早く自宅を出発すれば、無理をしすぎなくても、

その日のうちに山小屋まで登ることもできます。

ただ、それだとどうしても朝早くからの移動になり、

登山開始前から体力を使ってしまいます。

富士登山は、普段の日帰り登山とは違って高所を長時間歩くことになります。

何より初富士登山。できるだけ万全の状態で登りたい。

翌朝はバス停までの移動もすぐにできるよう、御殿場駅の近くに宿泊。

前日のうちに現地まで移動しておくことで、朝も比較的ゆっくり起きられます。

「朝早く起きて、長時間移動して、そのまま富士山へ……」

というスケジュールを避けられたのは、個人的にはかなり安心感がありました。

登山後、もう一泊

そして、意外とおすすめしたいのが後泊です。

富士登山を終えた後は、下山してそのまま自宅へ帰ることもできます。

実際、登山後のホテルはとっていませんでした。

実際、下山直後は、山頂まで登り切った達成感や、

無事に下山できた安心感、高揚感。

そんな気持ちが残っていたからなのか、

「まだまだ帰れるじゃん!」

くらいに思っていました(笑)。

ところが……。

下山後、御殿場駅に戻った後に疲れが一気にやってきました。

やっぱり、かなり体力を使っていたんですね。

もし予算やスケジュールに余裕があるのであれば、

登山後にもう一泊することもおすすめです。

何より、後泊にはもう一つ大きなメリットがありました。

それは、富士登山の余韻をゆっくり楽しめること。

下山した日の夜は、まだ登山中の興奮が冷めていません。

「本当に富士山に登ったんだな」

「山頂から見た景色、すごかったな」

なんて思い返しながら過ごす時間は、普段の旅行とはまた違った特別なものでした。

結果的に、私にとっては前泊も後泊もして正解でした。

富士登山を計画する際には、

登山当日のことだけでなく、

前後の宿泊まで含めて計画してみるのもおすすめです。

何を持っていく?

富士登山をすることが決まってから、これも悩みました!

「いったい、何を持っていけばいいんだ?」

「必要十分の度合いがわからない…。」

ということ。

というのも、私は正直なところ、

富士登山のための本格的な装備をほとんど持っていませんでした。

手元にあったのは、

  • 薄手のノーブランドのトレッキングパンツ
  • HOKAのスカイライン フロート X
  • Patagonia ブラックホール・パック 32L
  • ユニクロのダウンジャケット
  • 普段のジョギングで使っている、速乾性のある半袖・長袖のウェア

くらい。

いずれも普段のランニングや、

ちょっとしたトレッキングで使っていたもので、

いわば「登山のための装備」というより、

普段着の延長線上にあるものでした。

スカイライン フロート Xなどはトレッキングも問題ないので、

もちろん、これらをそのまま使うという選択肢もあります。

ただ、今回の登山はかの日本一高い、富士山。

しかも一泊二日の予定です。

普段の日帰り登山とは、やはり勝手が違います。

「さすがに、もう少しちゃんと準備したほうがいいよな……」

ということで、今回の富士登山をきっかけに、

必要な装備を一つずつ揃えていくことにしました。


まずは、私が愛好している好日山荘さん公開の

富士山チェックリストを参考にしました。

好日山荘さん、ありがとうございます!

そして、分からないものは実際にお店へ行って、スタッフの方に聞く。

特にザックや登山靴など、長時間身につけるものについては、かなり相談しながら選びました。

その結果、今回実際に持っていった装備がこちらです。

初富士登山で準備した装備一式(パートナーの分も含んでいます)

ザックは「オスプレー ケストレル48」

まず悩んだのが、ザック。

好日山荘さんのリストでは、

富士登山のザックは30L程度が目安とされています。

もともと持っていたのは、Patagoniaのブラックホール・パック32L。

容量だけを考えれば、一泊二日の富士登山でも使えそうです。

ただ、今回はパートナーと一緒に登る予定。

自分の荷物だけでなく、

2人分の装備や行動食などもある程度持つ必要があったため、

一般的な富士登山の一泊二日としては少し大きめのザックを選ぶことにしました。

そこで選んだのが、

Osprey(オスプレー)の「Kestrel(ケストレル)48」です。

© Copyright 2025 Lost Arrow,Inc.

容量は48L。

そして、このザック。

実は、初めて見たときに一目惚れしてしまいました(笑)。

Ospreyのデザインが単純に私好みだったという、

かなり単純な理由もあります。

もちろん、見た目だけで決めたわけではありません。

購入する際には、好日山荘のスタッフの方に、

容量やフィット感、装着の仕方、

荷物の入れ方などを根掘り葉掘り聞きながら、

実際に背負って確認しました。

ザックは、単純に「何L必要か」だけではなく、

自分の体に合っているかも重要。

今回のように荷物が多くなることも考え、最終的に48Lを選びました。

結果的には、2人分の荷物を持って登ることを考えると、

少し大きめのサイズにしてよかったと思っています。

隠れた名品?レインウェアはワークマン!

富士山では、天候が急変することも考えて、レインウェアは必須。

今回は、レインウェアをワークマンで購入しました。

フューチャーテックレインスーツ

Copyright (c) WORKMAN corporation.

これがまた、

「え、これで十分じゃない?」

と思うくらい、しっかりしていてお得。

富士登山のために一から装備を揃えるとなると、何かとお金がかかります。

その中で、レインウェアを比較的リーズナブルに揃えられたのは助かりました。

ただし、レインウェアを選ぶときは、単に「雨を防げるか」だけでなく、

「耐水圧」と「透湿度」

もチェックしておきたいポイントです。

耐水圧は、どの程度の水圧まで水の侵入を防げるかを示す数値。

一方、透湿度は、ウェア内部の汗などの水蒸気を

どれだけ外へ逃がせるかを示す数値です。

ざっくり言えば、

耐水圧が高い → 雨に強い

透湿度が高い → 蒸れにくい

ということ。

富士登山では雨への備えだけでなく、

登っている最中の発汗もあるので、防水性と透湿性のバランスが大切だと思います。

ちなみに、ワークマンではアウトドアで長時間雨にさらされる場合、

耐水圧10,000mm以上を目安として紹介しています。

レインウェアは「雨が降ったら着るもの」というより、

雨が降る可能性がある以上、必ず持っていくもの

ここはしっかり準備しておきたいところです。

登山靴はSCARPA「ラピッドXTミッドGTX」

そして、もう一つかなり悩んだのが登山靴。

今回選んだのは、

SCARPA(スカルパ)の「ラピッドXTミッドGTX

SCARPA – All Rights Reserved

これも……、

一目惚れです(笑)。

ただ、登山靴については、

さすがに「見た目がカッコいい!」だけでは決められません。

富士山では、岩場や砂礫の多い場所を長時間歩くことになります。

そこで、好日山荘のスタッフの方に相談しながら、

いくつかの靴を実際に履き比べました。

その中で、一番しっくりきたのがこの靴。

何より、自分の足にフィットした感覚が決め手でした。

見た目も気に入っていたので嬉しかった!

特に登山初心者なら、登山用品店のスタッフさんや、

靴選びを専門的にサポートしてくれる方に相談してみるのがおすすめ。

富士登山では長時間歩くことになるので、

個人的には「プロに相談してよかった装備」の一つでした。

細かいものも、意外とたくさん!

そして、ザック・レインウェア・登山靴以外にも、

細々したものがたくさんあります。

写真のチェックリストを参考にしながら、

  • トレッキングポール
  • ヘッドランプ
  • 防寒着・ダウン
  • 長袖シャツ
  • トレッキングパンツ
  • 帽子・グローブ・サングラス
  • サポートタイツ
  • タオル
  • ゴミ袋
  • 日焼け止め
  • 常備薬・救急用品
  • 携帯電話
  • モバイルバッテリー
  • 水分・ハイドレーション
  • 行動食
  • 100円玉(トイレのチップ用)
  • 携帯トイレ
  • 使い捨てカイロ

などなど。

こうして並べてみると、

「こんなに持っていくの!?」

というくらいあります(笑)。

ただ、富士山では標高が上がるにつれて、

気温や天候も大きく変化します。

「使わないかもしれないから置いていこう」

ではなく、

「もし必要になったら困るものは持っていく」

という考え方で準備しました。

今回の富士登山では、

普段から使っていたものを活用しつつ、足りないものを買い足していきました。

最初からすべての登山用品を揃える必要はありません。

まずは必要なものをリストアップして、

「持っているもの」「代用できるもの」「新しく用意したほうがいいもの」

に分けて考えると、準備もしやすいと思います。

そして、分からないものは……

プロに聞く!

これ、大事です。

今回の装備選びでは、ザックも登山靴も、

お店のスタッフさんにかなり相談しました。

初めての富士登山だからこそ、経験豊富な人に聞くことで、

「これで大丈夫かな?」という不安をかなり減らすことができました。

装備を一つずつ揃えていく過程も、富士登山の楽しみの一つでした。

予算感はどれくらい?

富士登山の悩みの種、

登山に向けて大きくぶつかったのが

「で、結局いくらかかるの?」

という予算問題でした。

不適切な装備では命の危険すらあるであろう、特別な富士登山、

とはいえ、無制限にお金をかけられるわけではないので、

装備については「費用と安心・安全のバランス」に頭を悩ませました。

そのほかにも、山小屋や前泊のホテル、

登山中の水や食料、トイレの利用料、

あれやこれやと「お金がかかる」というイメージはなんとなくある。

でも、具体的にどれくらいなのかが、全然ピンときませんでした。

私の場合、同じような境遇のパートナー分も入っていますが、

合計約16万円

でした。

内訳は以下の通り。

  • 装備品:約9万5千円
  • 宿泊費(山小屋・ホテル):約4万8千円
  • 交通費:約6千円
  • 入山料や細かい出費:約9千円
初めての富士登山にかかった費用とその内訳(パートナー分含む)

多分、登山経験のある方なら、

もっと費用を抑えながら、

しっかりと装備を整えられると思います。

これまで本格的な登山装備を揃えてこなかった人が、

初めて富士登山に挑戦したら

これくらいかかったということで

これから初めて富士登山に挑戦する方の参考になれば幸いです!

そもそも、初心者が登頂できる?

ここまで、富士登山に向けた準備について、

いろいろと書いてきました。

では、そもそも……

「登山初心者でも、富士山に登頂できるの?」

結論から言えば、

登頂は可能だと思います。

実際、今回の私も、

本格的な登山経験はほとんどない状態から富士登山に挑戦しました。

ちなみに40代 💦

ただし、

「初心者でも登れる」=「誰でも簡単に登れる」

というわけではありません。

日頃からある程度の体力をつけておくこと。

自分に合った装備を準備すること。

そして、登山前の体調管理をしっかり行うこと。

こうした準備は、やはり大切だと感じました。

私自身、1日目の山小屋直前では、

「一歩一歩が、こんなにも重くなるのか……」

と思うほど、足が重くなりました。

息も絶え絶えで、

「まだ着かないのか……」

と思いながら、一歩ずつ、なんとか登っていたのを覚えています。

決して、楽な道のりではありませんでした。

それでも、苦労して登った先で見た景色は、本当に格別でした。

苦しかった分だけ、山頂からの景色を見た瞬間の達成感は大きかったです。

富士登山について調べていると、インターネットには本当にたくさんの情報があります。

「どのルートがいいのか」

「どの山小屋に泊まるのか」

「何を持っていけばいいのか」

「どんな服装がいいのか」

「高山病は大丈夫なのか」

……調べれば調べるほど、情報が出てきます。

この記事の冒頭でも書いたように、私自身も最初は情報の多さに圧倒されました。

でも、今回実際に富士山に登ってみて思ったのは、

「自分自身が納得できるまで調べて、準備することに、しすぎるということはない」

ということ。

特に、初めて富士登山に挑戦するのであればなおさらです。

もちろん、どれだけ準備をしても、当日の天候や体調など、

どうしてもコントロールできないことはあります。

だからこそ、事前にできることはしっかりと準備しておく。

そして、当日は無理をしない。

自分の体調と天候を見ながら、必要であれば引き返す判断もする。

そんな心構えが、富士登山では大切なのだと思います。

初心者でも、富士山には登れる。

でも、それは「簡単に登れる」という意味ではありません。

私にとって富士登山は、しっかりと調べて、

準備して、そして自分の足で一歩ずつ登ったからこそ、

山頂に立ったときの景色がより特別に感じられたのだと思います。


記事を最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございます!

これから初めて富士登山に挑戦する方にとって、

この記事が少しでも準備の参考になれば嬉しいです。

富士登山道中の四苦八苦に関しても記事を書きますので、

良ければ覗いてみてください!

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