神奈川県伊勢原市・厚木市・秦野市の境に位置する大山(おおやま)は、標高1,252mの山です。丹沢山塊の東部にあり、古くから「お山」と呼ばれ親しまれてきた信仰の山として知られています。今から1200年前の開山と伝えられ、山麓から望む均整のとれたピラミッド型の山容から、農業の神・雨乞い・海上安全・商売繁盛の神として多くの信者を集めてきました。江戸時代には「大山詣り」が江戸市民のレクリエーションとしても人気となり、江戸から伊勢原へ続く道は大山街道として賑わったそうです(参考:山と溪谷オンライン)。今回は、そんな大山を、大山ケーブルカーを利用して登ってきました。
トレッキング概要
トレッキングの軌跡
トレッキング
相変わらずの朝ゆっくりスタート。
いつものようにレンタカーを借りて、大山に向かいます。
大山に登るために、麓のケーブルカーを利用して、
まずは大山阿夫利神社を目指します。
朝のゆっくりトレッキングの問題は駐車場。
今回は、運よく伊勢原市の市営大山第2駐車場
に、最後の一台で停めることができました。
ハチコほっ
駐車場を出て右に曲がると、すぐにあるのが「こま参道」。
名物の大山こまをかたどった意匠の石段が362段続き、
両脇にはとうふ料理店やお土産屋さんが軒を連ねています。
観光地雰囲気の中、店先の呼び込みの声を聞きながら
のんびり歩くだけでも旅情たっぷりです。
15分ほど登ると大山ケーブル駅に到着です。
乗車前に売り場でチケットを購入して、
乗車の列に並びます。
始発の大山ケーブル駅から、終点の阿夫利神社駅までの料金は、
片道で、大人:640円
往復で、大人:1,270円
往復だと10円だけお得です w!








ロープウェーに揺られながら、約6分で
終点の阿夫利神社に到着。
近くの案内図を見ながら、自分の位置と目標地点を確認します。



ふむふむ
そこから石段を渡り、阿夫利神社で登山前のお祈り。



お邪魔します
登山口前で100円を納めて、
大山阿夫利神社の「道中安全御守」をいただきます。
いよいよ大山トレッキングのスタートです。
この瞬間はどの山でも感じることですが、
ワクワクする高揚感とほんの少しの不安が入り混じる、
トレッキングならではの独特な感覚がこみ上げてきます。










登山口に入ってすぐから、
段差のある長い石段が続きますが、
頑張って登っていきます。
山に入ると、大きな木々が出迎えてくれます。
少し登ると「天狗の鼻突き岩」が現れます。
岩にまん丸の穴が空いているのですが、
これは昔、天狗が鼻で開けたものなのだそう。
こういった逸話って面白いですよね。
伝承・神話の類のお話も大好きです。






人気が高く登山者が多いためか、
大山のトレッキングルートは
とてもよく整備されているので
安全に登ることができると感じます。
木製の梯子や歩行道も。



登山道の整備、ありがとうございます。
一方で、ゴロゴロとした大きな岩もある道も多いので、
登る時には注意しながら進む必要もあります。
膝のあまり良くない私にはなかなかハードです 泣。






しばらく登っていくと、杉の木が目立ってきます。
トレッキングでは、
登っていくほどに種々の樹木や景色も変わっていくところが面白いですよね。
途中の富士見台で富士山を遥拝。
なんでなんでしょう、
富士山を見るといつも気持ちが昂ります。
今回はそこまで疲れは溜まっていませんでしたが、
さらに元気をもらって頂上を目指します。






頂上までもう少し。
富士山を遠くに拝みながら、整備された登山道を登っていきます。
途中には気象計も設置されています。
こういった場所での計測データが、
私たちの登山の安全を守る大事な情報になっているんですね。








山頂付近になると流石に疲れが出てきてしまい、
肩で呼吸をしながら踏ん張っていきます。
そして、ようやく山頂に到着です!
さすがの大山。
山頂には登山者がたくさんいて、とても賑わっていました。
ここには大山阿夫利神社の本社が鎮座し、
その奥には奥社もあります。
奥社の裏手に回り込むと視界が開け、
相模湾など遠くまで見渡せる大展望が広がります。
無線通信の中継施設だという大山固定局もありました。
登頂を頑張ったご褒美も兼ねて、遅めの昼食です。
おにぎりとチキン。
山頂で食べるご飯はやはり格別です。














下山中も相模湾を望む眺望と、
木々が織りなす自然のトンネルを通りながら進みます。
日差しも強くなっていましたが、
木々の下の日陰とそよ風が、
火照った体に涼しさをくれます。










しばらく下山を続けていると、
のんびりとした雰囲気が一変します。
滑落危険を知らせる注意喚起の看板もあり、
ここからは一気に緊張感が高まります。
切り立った岩場には鎖が設置されており、
手でしっかりと鎖を掴みながら、
足場を一つひとつ確かめて下っていきます。
傾斜がきつく幅の狭い道も多く、
ゴツゴツとした岩が連なる区間も続き、
気を抜くと危険な道が続きました。
膝を大事にしながら、焦らず一歩一歩、慎重に下ります。






注意が必要な道を慎重に進んでいくと、
休憩場所が見えてきます。
ここからの眺望も気持ちが良く、
思わず



ふぅーっ
と深呼吸。
ベンチやテーブルも十分にあり、
ゆっくりできます。




休憩場所を出発後、
そこまで危険な場所は減りましたが、
道幅が狭く、傾斜の急な道もありますので、
下山間近で緩みがちな気持ちを抑えつつ進んでいきます。
そしていよいよ、
出発地点の大山阿夫利神社に到着!



やったぁー
山頂に到達する瞬間の方が盛り上がりますが、
下山を完了できた安心感も相まって、
やはり気分は高まります。
無事に登山を終えられたことに感謝です。
大山では、犬を連れた人もちらほら見かけました。
帰りのケーブルカーでは、
犬をバッグに入れて抱えていた登山者の方との会話も弾み、
大山を後にしました。








記事を最後までお読みいただき、ありがとうございます!
ここ最近、変形性膝関節症のステージ2に近いと診断され、
歩きすぎると膝に痛みが出たり、水が溜まったりします。
一方で、やっぱり好きなトレッキングはやめられそうにありません。
息の長いトレッキング人生が送れるよう、
まだまだ初心者ですが、
膝やそのほかの健康を大事にしながら楽しんでいきます。
皆様にとって、このブログが何かのお役に立てていれば、とても幸いです。


